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赤ちゃんの口の中の斑点には、大きく分けて2種類あります。

一つは、ミルクカスです。
ミルクやおっぱいの固まりが、口の中に残っているものです。これは、特に問題はありません。

もう一つは、ガコウソウと言われるものです。カンジダ菌が原因です。
カンジダ菌は普通にみられる細菌で、普段悪さをするものではありません。しかし、体力が弱っている人、長期に抗生物質を使った後や新生児などは、感染することがあります。
治療は、抗菌剤の投与が必要になりますので、医師にご相談ください。
また、カンジダ菌は赤ちゃんの口の中とお母さんの乳首を行ったり来たりすることがあります。乳輪部が赤くただれたようになっていたり、強い痛みを感じるような場合には、カンジダに感染してる可能性があります。赤ちゃんの口の中の薬とともに、おっぱいにも塗り薬を塗ってください。きちんと治療するためには治ったと思っても、1週間くらいは余分に薬を使った方が良いでしょう。

ミルクカスとカンジダの見分け方ですが・・・
ガーゼを人差し指に巻き付けて、口の中の白いところを擦ってみてください。それで、白いものが取れれば、それはミルクカスです。取れなければカンジダの可能性が高いと思ってください。